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日本における、「トレーディングカード」という名前が作られる以前の収集対象となるカード類として有名なものには、紅梅キャラメル(東京紅梅製菓)の野球カード(1951年)、カルビーが発売したスナック菓子のおまけである仮面ライダーカード(1972年)、ロッテより発売され社会現象を引き起こすに至ったビックリマンシリーズ「悪魔VS天使シール」(1985年)などが挙げられる。 紅梅キャラメルは1951年から東京紅梅製菓から発売された商品であり、読売ジャイアンツの選手を題材としてカードが封入されていた。このカードは各ポジションの選手1枚ずつと水原茂監督のカードを集めてメーカーに送ることで、当時としては豪華な景品と引き換えられることで爆発的な人気を得た。この企画は全国の多くのメーカーで模倣され、「日の丸キャラメル」「カバヤキャラメル」「カルビーキャラメル」「浅山笛ガム」などはマニアによく知られるところである。 その後、森永「トップスターガム」や日本初の本格的トレーディングカードとされるカバヤ「リーフガム」の封入カードを経て、1971年にカルビーは「仮面ライダースナック」を発売する。当時の人気番組「仮面ライダー」を題材としたこの商品では、紙袋に1枚のカードを封入したものを店頭で渡すという配布形式が取られた。この商品の流れでカルビーは「ウルトラマンA」「マジンガーZ」といった当時の子供向け人気番組を題材に取ったものも発売し、和泉せんべいが「超人バロム・1」、カバヤが「ワイルド7」などを題材とした商品を販売し突然といった活況を呈した。しかしこれらの商品は何も降って湧いたものではなく、ベースとなるアイデアとしてめんこや「5円引きブロマイド」と呼ばれた駄菓子屋を通して流通した商品からインスパイアされたものであると想像される。さらにカルビーは1973年に現在まで続く「プロ野球スナック」を発売するに至る。 ほぼ同時期に明治製菓からシール付き菓子「チョコベー」が発売され、同封された「ベーシール」が子供たちにヒットした。ベーシールは1978年に発売されたロッテの「ビックリマン」に同封されたシールに似たクリアタイプの素材を使ったシールであったが台紙には何も印刷されなかったこともあって、トレーディングカードの流れには認識されていない。この発展形と言える「ビックリマン」は1985年に「悪魔vs天使シール」をスタートし90年代初頭にかけて仮面ライダーカードブームをも上回る爆発的なブームを起こし、中断を経て現在も断続的に発売されている。トレーディングカード (trading card) とは、交換(トレード)や収集を意図して、販売もしくは配布されることを前提に作られた鑑賞あるいはゲーム用のカードである。日本ではトレカと略されることが多い。現在では主にビニールコートされた紙に印刷されており、大きさはテレホンカードなど一般的なカード類に近い定型などがある。 通常、ある特定の分野(特定のスポーツ、アニメ、アイドル等)に関して、数十から数百種類のカードが作られ、それらを1シリーズとして1袋に1枚もしくは複数枚封入してパックと呼ばれる形態で発売されている。トレーディングカードの名のように同好の収集家と取り引きされることを前提としているためか、ほとんどの商品はランダムでカードが封入され、簡単には全種類が集められないような工夫がされているのも特徴であり、一般的なセット売りのポストカードなどと決定的に異なるポイントと考えられる。 これらのカードは観賞用として愛好家の間で価値を認められ、また市場流通数を恣意的・あるいは偶然に制限されたカードは特に希少価値を持って、それぞれの分野の愛好家にとって収集ならびに取り引きの対象となる。一般的に希少であったり、カードの題材が人気のあるなどなんらかの付加価値を持ったカードは、他のカードに比べ高いレートで取り引きが行われる。 日本では江戸時代より納札の文化が起こり、そこから千社札へと発展した。その中でも浮世絵を印刷するなど鑑賞を目的に作られた華麗な札は特に納札交換札(または単に交換札)と呼ばれ、収集の対象となった。  トレーディングカードという名称が日本にもたらされたのは90年代に入ってからと言ってよいだろう。アメリカにおいては「Collectable Card」などの名称も一般的に使われていた中で「トレーディングカード」という名称が日本で定着した背景には、当時カルビーのカード付き菓子担当の社員であったこんぷ池田の存在が欠かせない。こんぷ池田は1993年に当時のカルビー「Jリーグチップス」の付録カードによってもたらされたJリーグカードブームに乗った小学館の『月刊コロコロコミック』での企画上のキャラクター名であるが、「トレーディングカード」=「トレカ」という名称・概念を初めてマスコミで紹介し、また対象とするカードをすべて集めることを「コンプリート」=「コンプ」と呼んで収集の目的を明確化させることに成功した。これ以前のカードやシールは子供たちにとっては、すべて集めることはほぼ不可能な物として存在していたことを付記する。なお、こんぷ池田は『コロコロコミック』とその後、彼が移籍したエポック社での広報活動で使用した名前であり、現在に至るその前後はしゅりんぷ池田の名前で活動している。 初めて販売形態としてアメリカのトレーディングカードを模した商品を発売したのは、1991年のベースボール・マガジン社による「BBMベースボールカード91」である。また名称が「トレーディングカード」とされたものが日本で発売されたのは、1994年の「Jリーグオフィシャルカード94」が初であり、これは、それまでに発売されていたおまけカード付きのスナック菓子「Jリーグチップス」での前評判もありヒット商品となった。 現在のトレーディングカード市場が形成される過程として欠かせない商品として1996年にスタートした株式会社バンダイのカードダスマスターズ「新世紀エヴァンゲリオン」が挙げられる。カードダスマスターズは1995年に同社のカードダスの高対象年齢ならびに高級版として、自販機販売用ではなくパック封入商品としてトレーディングカードサイズで販売された商品である。この商品のタイトルとして投入された「新世紀エヴァンゲリオン」は当時のアニメファンのみならずサブカルチャーを嗜好する青年層にまで支持される一大ムーブメントを起こしたアニメーション番組であり、その影響はこの商品にも波及し「トレーディングカード」として発売された商品としては最大のヒット商品となり、これまでスポーツ分野にほぼ限られていたトレーディングカード市場に大量のアニメファンが流入し、2002年頃までをピークとするアニメ・美少女ゲームカード市場と初期のトレーディングカードゲーム市場を形成していった。 アメリカにおける高級化は徐々に日本にも波及し、ベースボール・マガジン社が「ダイヤモンドヒーローズ97」で初めて松井秀喜(当時読売ジャイアンツ)のユニフォームを挟みこんだ「ジャージカード」を封入して以来、現在のトレーディングカード商品ではアニメ・ゲームなど絵を題材としたカードシリーズの多くを除いては、なんらかのメモラビリアカードが封入されることが一般的となってきた。 近年は、ゲームセンターに設置してあるトレーディングカードアーケードゲームで使われる、三国志大戦、WCCFなどのいわゆるアーケードトレカが、トレーディングカードの主流になりつつある。